有馬記念を知れば2009年の競馬は勝てる●まえがき

 今年(2009年)12月27日に行われる第54回有馬記念では、ファン投票上位に選ばれ、単勝1人気に支持される馬が、1人気を裏切ることになるはずである。12月27日に行われる有馬記念は、1964年の第9回、1987年の第32回、1992年の第37回、1998年の第43回、この4つの12月27日有馬記念の結果を検証すれば、「2009年12月27日に行われる第54回有馬記念で1人気が消える」理由がわかるはずである。
 本書は、ファン投票によって出走馬を選定するグランプリレース、有馬記念を手掛かりに、同一施行日の有馬記念だけでなく、翌年のG1シリーズに大胆に切り込んでいく馬券戦術書である。わかりやすくいえば、有馬記念を馬券攻略のバイブルとして、G1レースを馬券攻略していくということである。
 世相を反映するといわれる有馬記念では、世相の謎を解き明かした者が、大きなリターンを手にしてきた。
 阪神・淡路大震災が起きた1995年には、大きな被害に見舞われた神戸在住の馬主が所有するマヤノトップガンが優勝。
 米国同時多発テロに起きた2001年には、米国がストレートに連想できるマンハッタンカフェ、アメリカンボスの2頭による万馬券決着となっている。
 世相を反映した結果と受け止める人もいれば、単なる偶然と受け流す人もいるだろう。しかし、有馬記念では、このような結果は決して珍しいものではない。
 世相を反映するだけあって、有馬記念特集は各種媒体において師走の名物記事となっているが、有馬記念に関する本は、名勝負をまとめた本以外に、果たして出版されているのだろうか。単独レースでは、世界第1位の馬券売上高を誇る有馬記念に関する書物がどうして出版されてないのか、筆者には疑問であるが、本書を馬券戦術書としてまとめていくなかで、その疑問は一気に解消されていくことになる。
 というのも、有馬記念は、単体のレースとして、世相を反映しているだけでなく、施行された日にちごとの超常現象的な結果の統制や、有馬記念の結果、決着の構図は、翌年の有馬記念までのG1レースに色濃く反映されているのである。中央競馬の一年の締め括りとなるグランプリ有馬記念。その創設の経緯、戦後の日本経済の景気循環を踏まえた歴史と、そこで繰り広げられた名勝負は、単発の競馬物語ではなく、2008年の「篤姫」や2009年の「天地人」のような翌年のG1レースに脈々と流れる大河ドラマだったのである。


目 次

有馬記念を知れば2009年の競馬は勝てる●まえがき

第1章 すべては有馬記念からはじまる
 政治・経済と競馬はリンクしている
 これが有馬記念のオカルト現象だ!
 2009年の競馬が見えてくる
 有馬記念半世紀の歴史
 これが有馬記念の謎だ!
 日本経済の景気循環と有馬記念優勝馬の人気循環
 マツリダゴッホを思い出せ!

第2章 これが有馬記念連鎖馬券だ
 JRAは庶民の声を反映する
 確実に結果にあらわれる
 これが有馬記念の連鎖現象
 前年の有馬は馬券にこう影響する
 前年の有馬記念の人気分布を記憶せよ!

第3章 有馬記念の支配力
 宝塚と有馬の関係
 前年の有馬記念は翌年の秋も支配する
 決着の構図
 開催日によって当たり馬券が見えてくる
 お宝はカンタンに掘り出せる
 12月26日の謎

第4章 2009年の勝ち馬が見えた!
 2009年のG1レースはこうなる
 未曾有の不況に起こること
 2009年の有馬記念はこうなる

第5章 2009年の競馬が見えてきた!
 下がり続ける景気はない!
 2009年の競馬はこうなる
 波乱の結果が見えてくる
 宝塚記念までの勝ち馬予想
 2008年の有馬記念の支配力
 あっという人気薄馬に注目せよ!









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