Mの全貌が今はじめて明らかにされる●まえがき

 Mの法則の基本をしっかり教えて欲しいという要望を受けて、今回の本では、初期の作品が絶版になっていることもあり、Mの基本理念を順番に綴っていくことにした。
 接戦ストレス、生涯ストレス、M3、サラブレッド・ヴィザージュ、ショック療法、リズム……。
 馬の心身状態を分析して馬券を考えるという「Mの法則」は、その誕生から10年以上の歳月を経て、様々な進化を遂げてきた。そのすべてを順を追って書き記すのは一冊の本では不可能に近いだろうが、できるだけ初心者の人にも分かるように、Mの全容を具体的なレースに沿って説明していきたいと思う。
 また、今回はMのラップタイムの見方についても少し触れておくことにした。ただ、あまり細部の技術的なものに熱中しすぎると、物事の本質が見えなくなる。したがって、Mの基礎に沿って展開していくことは、忘れないようにしたい。
 Mは「穴を理論的に絞って当てる」ということを、その最大の醍醐味としている。
 ちょうど原稿を書いているここ3カ月の予想で、3連複万馬券を4レース、1点目で当てた。
 3連複などの新馬券が発売されてから1年。この新馬券を使ったMの狙い方が、次第に熟成してきたように思う。したがって、この新馬券についての捉え方も記しておきたい。
 Mが開いた競馬の新たな可能性。それは競馬界にとって急激なパラダイムの変換を迫るものだったと自負しているが、その後も、新しい競馬場や種牡馬、馬券の出現など、競馬は日々変貌を遂げている。
 これから先、Mが見せてくれるであろう進化を、私自身、みなさんと楽しみにしていきたいと考えている。


目  次

Mの全貌が今はじめて明らかにされる●はじめに

STEP1 Mの常識、競馬の非常識
 荒れれば荒れるほど論理的にしか決着しない
 馬が気分良く走れることが最重要ポイント
 接戦ストレス
 生涯のストレス〜経験より鮮度
 精神的なストレスと肉体的なストレス
 同路線ストレス
 荒れるレースを的中したいならMの原点に戻れ
 ストレスのない馬が競馬では圧倒的に有利になる

STEP2 M3−競走馬の本質
 馬の性格は3つに分けられる/M3タイプ
 C系の弱点は斤量に弱い
 前走に比べて楽に走れるかどうかが重要
 弱い相手に強く、強い相手に弱いL系
 前哨戦の構造
 Mの相対性比較
 着順は「能力差」ではなく心身状態で決まる
 スローペースで勝った馬はストレスが残らない
 ダイタクバートラムの「危険な記憶」
 「同じ距離を使われている馬が有利」という幻想
 「運がなかった」で片づけると競馬の本質は見えてこない
 リズムについて
 今日気持ち良く走れるかどうかが着順を決める

STEP3 Mの闘い方 Mのショック
 競馬の本質は1着を当てること
 ショック療法
 NHKマイルCでウインクリューガーを指名した理由
 持ち時計はどこまで気にすればよいのか
 ラップタイムとM
 サラブレッド・ヴィザージュ
 競馬場について
 ニュージーランドTとNHKマイルC
 エイシンツルギザンの2着
 単勝爆弾
 経験について
 類似的経験と鮮度

STEP4 Mの破壊力−3連複はこう当てる
 1番人気が失速するとき
 「有利な記憶」も存在する
 馬の拾い方と切り方
 惨敗から巻き返すタイプ
 異端の優位性
 短縮の先行馬が有利になる場合
 3連複250倍を1点目で的中
 多頭数の3連複をMは論理的に予想する
 予想のプロセス
 Mの可能性
 しまった! 馬連でなくて3連複だった
 ショック成功率は揺れ動く
 バウンド短縮
 単勝多点買いは勝負になる
 多頭数ほど3連複をしぼって買え!
 ストレスいっぱいの馬が走る馬場がある
 Mが面白いほどハマる!
 疲労について









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