ホールコンピュータがわかればパチンコは勝てる●まえがき

 最高額は1億6000万円、2番目は1億1000万円。パチンコ中毒となり、自分自身だけでなく、家族をはじめ周囲の人々を地獄に突き落とした病的賭博常習者が、パチンコで溶かしてしまったお金の総額である。
 大勝ちしても、1日に10万円、1カ月では100万円が天井のパチンコ。大勝ちを2年、3年と続けることはまず不可能。パチンコの負けがトータルで1000万円を超えた時点で「カモ」、2000万円を超えたら「病的賭博常習者」と烙印を押されたようなものである。
 どうしてパチンコで1億円も負けられるのか? レジャーだ、大衆の娯楽だといったところで、パチンコはただの賭博でしかない。権力を取り込んで、甘い汁を吸わせるパチンコ景品の三店交換という形で、いまのところ賭博罪適用からは免れているが、パチンコホールを胴元とするれっきとした賭博であることに変わりはない。
 賭博とは、金品を賭けて、偶然性に左右される勝負によって争う賭け事。金品を賭けないパチンコを楽しむなら、ゲームセンターのパチンコや、テレビゲームのソフトで十分なはず。
 パチンコはレジャーでもなければ、娯楽でもない。勝つか、カモられるかしかない賭博である。パチンコホールは、土地を手当して、そこにホールを構え、従業員を雇い入れて、新台を購入し、ホルコン、顔認証システムを導入……億の単位で先行投資した経営者が、
「完全確率による一発抽選だから、クギ調整を読んで回る台を打ち続けていれば、負けることはない」
 という客を「カモ」として、手ぐすねを引いて待っているところなのである。
 パチンコホールという賭博場を仕切っているのは、ホルコンと呼ばれるホールコンピュータシステムである。このホルコンは、ホールの売上高だけでなく、利益をも確保する打ち出の小槌。ホルコン導入から10年以上が経過しているが、常連客、ジグマと呼ばれるパチプロ、一般客を次から次に「カモ」として一網打尽。パチンコホールを全国展開するパチンコホールは、売上高、営業利益ともに、過去最高を更新して、我が世の春を謳歌している。
 クギ調整を読んで、ホールの営業スタイルに合った立ち回りしていれば、パチンコに勝てるというのは、古き良き時代の話である。ホルコン全盛のいまのパチンコは、ホールが計画する売上高と利益をまず確保して、計画ラインを超えた分については、不特定多数の客に還元されるシステムとなっている。
「ボーダー理論を実践して月間トータルではプラス収支」だとか、「オカルト理論で、オスイチ引きまくり」といったところで、計画した売上高、利益を確保した上で、還元しているホール側からすれば、不特定多数の客の一人でしかない。
 ここに付け入る唯一の隙がある。利益還元対象の不特定多数の客の中に、特定少数の勝ち組が紛れ込んでいようがいまいが、ホルコンによって利益が約束されているホール側は、痛くもかゆくもない。そうである以上、ホールが計画する売上高と利益は、他の客に任せて、利益還元の対象客としてのみパチンコを打つようにすれば、負ける機会は少なくなり、勝てる機会が劇的に拡大することになる。
 そのためには、ホルコンの特性を知ることもさることながら、パチンコホールがどのようにホルコンを活用して、安定した売上高、営業利益を確保しているのか、想像するだけでなく、実際にシミュレーションしてみることである。平日の昼間でも、空き台探しにも苦労するような人気ホール。ホールで一番集客力の高いシマといっても、全台がドル箱を積んでいるわけではない。20箱を超えるドル箱タワーの客がいるかと思えば、1000回転オーバーのハマリを喰らって、仏頂面の客が二人、三人といるはずである。
 出玉好調台があるからハマリ台がある。ハマリ台があるからこそ出玉好調台がある。それがホルコン最大の特徴である。ホルコンは、シマ単位で出玉を管理する。予定したシマの売上高、利益を確保すれば、あとは客への出玉還元である。ハマリ台が、4台、5台とあるシマでは、その分だけ出玉還元先となる好調台の出玉は多くなる。簡単にいえば、ホルコンとはそういう出玉制御を管理コントロールしている。
 シマ単位の出玉管理ではなく、シマのグループ単位の出玉管理といえば、もっと現実が見えてくるはずである。概ね6台構成されるグループには、出玉が還元される好調台が1台、出しては飲まれる、飲まれては出すを繰り返して、売上高に貢献するノーマル台が3台、良く回るのに、大当たりが引けないまま、回転数だけが上がって行く回収台が2台。
 さほど回る台でもないのに、引いた大当たりが連チャンに発展して、ドル箱を積み重ねていく台があれば、当たっても単発か2連チャン止まりで、出玉は一進一退の台。よく回るのに、大当たりが引けないまま、確率分母の2倍を超え、やっとのことで大当たりを引いても、単発大当たりで、出玉は全部飲まれて気がつけば1000回転超え。
 パチンコホールの日常的な光景であり、それぞれの台に座った打ち手の運不運ということで片付けられがちだが、これはすべて売上高確保、利益確保を最優先とするホルコンによる出玉制御によってもたらされる結果演出なのである。
 繰り返していうが、パチンコは、偶然に左右される勝負を争う賭け事、つまり賭博である。胴元の寺銭は1割。ホルコンがそれをきっちり確保している以上、攻略打法だと騒いだところで、胴元には勝てないしくみになっている。唯一継続して勝つ手段があるとすれば、ホルコンの特性を読み切って、それを台選びと立ち回りに活かすしかない。


目 次

ホールコンピュータがわかればパチンコは勝てる●まえがき

Season1 パチンコで勝つたった一つの方法
 パチンコはギャンブルである
 ボーダー理論にだまされるな!
 ホールコンピュータを倒せ!
 ホールでは毎日奇跡が起こっている?
 遠隔操作? 演出?
 パチンコ業界を信じるな!

Season2 ホールコンピュータを読み切る
 極秘テクニック1 一人勝ちの大規模チェーン店で打つべし
 極秘テクニック2 戦う相手は、出玉を管理するホルコン
 極秘テクニック3 末尾が同じ台をチェックせよ!
 極秘テクニック4 シマでのグループを掌握せよ!
 極秘テクニック5 グループ構成された台の稼動状態で抽選を決まる
 極秘テクニック6 好きな台でも深追いはしない
 極秘テクニック7 カニ歩きでホルコン攻略の糸口をたぐれ!
 極秘テクニック8 冷やかしのスーパーリーチにだまされるな!
 極秘テクニック9 リーチが発生しない台は回収台と考える

Season3 カンタンに勝てる台選びの裏ワザ
 極秘テクニック10 当たるときは3000円、60回転以内で当たる
 極秘テクニック11 前々日、前日大当たりが10回超奇数回数の台を狙え!
 極秘テクニック12 大ハマリしている台の左右の台

Season4 知ってるだけで儲かるパチプロの実践術
 極秘テクニック13 局面打開の変則打ち
 極秘テクニック14 時短中の打ち出し止め
 極秘テクニック15 1500回転超えハマリ台の一か八かの狙い
 極秘テクニック16 ヘタクソなカニ歩きをハイエナせよ!
 極秘テクニック17 少資金・短時間勝負で副収入の道
 極秘テクニック18 大当たり信号は前々日と前日の大当たり回数でわかる
 極秘テクニック19 海物語シリーズは大当たり回数合計でわかる
 極秘テクニック20 ビスティの台は、打ち始めから3000円、60回転が目安

Season5 ホールコンピュータの弱点を衝け!
 極秘テクニック21 やめたフリ作戦
 極秘テクニック22 大当たり確率分母の2倍の回転数まで
 極秘テクニック23 ホルコンは6台に1台を出す
 極秘テクニック24 連チャン中の台を起点とするカニ歩き
 極秘テクニック25 220回転プラスマイナス50回転で大当たり信号をキャッチせよ!
 極秘テクニック26 奇跡の回転ゾーンがある

Season6 ホールコンピュータの罠にはまるな!
 極秘テクニック27 あなたの不幸は他人の幸福、他人の不幸はあなたの幸福
 極秘テクニック28 朝イチ&オスイチの単発当たりと確変ワンセットは即ヤメ
 極秘テクニック29 3万発オーバーが期待できる10連チャン
 極秘テクニック30 プレミアリーチの見極め

高い次元で勝負せよ●あとがき









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