G1でしこたま儲ける理論が確立された●まえがき

 某競馬雑誌で組んだ特集を見てほしいと、教え子の一人が連絡してきたのが、平成18年度秋競馬がはじまった9月。教え子とはいっても弟子などではなく、私が開いているEメール競馬講座の受講生で、編集関係の仕事をしている者だが、仲間の何人かで競馬の理論を確立したという。早速読んでみると、これがなかなか面白い。

「JRAのG1では過去の勝馬を5タイプに分類することができる。タイプ毎の出現パターンを分析すれば、その年に勝つ馬のタイプが予測できる」

 私が今までに講義した理論、タイムテーブル理論などをアレンジした「再現年特定法」だという。確かに内容は「単純な10年周期の解読」だけで終わる話ではなく、レースによって鍵になるサイクル(周期)を使い分けた秀逸な理論になっていた。競馬の再現性(同じことが再び起きること)について、ヘヴィな競馬ファンだけでなく、一般の人にもわかりやすく伝えるのにはよいと思われた。
 同じタイプの勝ち馬が出現した年を結び、その出現間隔を「ライン」と表現している。次に同タイプの馬が出現するのは、それと同じ出現間隔を経た年だという予想法。そして勝ち馬のタイプをたったの「5タイプ」に括ってしまう斬新さ。私の競馬理論ではタイプの数を限定することはなかったが、確かに5つという数字には説得力があった。単純に戦歴を分けると、競走馬は次のように区分することができるからだ。

1.G1既勝馬
2.G1未勝利だがG1 2着経験馬
3.G1未連対だがG1 3着経験馬
4.G1出走歴あるが3着以内未経験馬
5.G1未出走馬

 競走馬は重賞以外で1着になるか、重賞で連対、つまり2着以内に入れば、出走に関わる資格賞金が加算されるので、同じ馬券絡みでも2着と3着の差は大きい。だから、G1出走歴のある馬を、1着まで・2着まで・3着まで・4着以下の4パターンに分け、これにG1初挑戦の馬を加えれば、5パターンに分類できる。
 きっかけを与えれば伸びる人間はいるが、ここまで成長していることに正直驚いた。Eメール受講生のグループで結成された「ライン分析班」、アッパレである。これは1冊の本になると思ったので、私のツテでメタモル出版さんにお願いすることになった。それが本書である。話の成り行きで、しばらくWEB関連以外に競馬の仕事をしていなかった私も、監修を兼ねて参加させていただくことになった。
 正直いって、いささか書き過ぎた部分もあるので、本書はヘヴィな競馬ファンが何年たっても使える内容になった。手垢が付くくらい使われる「バイブル」になるはずだ。

K.カワバタ


目 次


G1でしこたま儲ける理論が確立された●まえがき

STEP1 5つのタイプとライン分析
 G1の勝ち馬は5タイプに分けられる
 一定のサイクルで同タイプの勝ち馬が出現
 京都金杯の4年周期ライン
 京都金杯の5タイプ勝ち馬選別法
 中山金杯の「天皇賞馬10年ブロック」
 東京施行・中山金杯馬が作るライン
 6年周期ラインが挟む5年ブロック

STEP2 全G1ラインとタイプ
 フェブラリーS
 高松宮記念
 桜花賞
 皐月賞
 天皇賞・春
 NHKマイルC
 ヴィクトリアマイル
 オークス
 ダービー
 安田記念
 宝塚記念
 スプリンターズS
 秋華賞
 菊花賞
 天皇賞・秋
 エリザベス女王杯
 マイルCS
 ジャパンカップダート
 ジャパンカップ
 阪神JF
 朝日杯FS
 有馬記念

馬券攻略の最終兵器に成りうる1冊●あとがき

 









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