| 馬単・3連複は超馬力攻略にまかせろ!●まえがき
馬力(うまぢから)指数。
着差とペースを基準にして馬の絶対能力を指数化するという理論を発表して以来、さまざまの読者からの疑問の声や感謝や、時にはお叱りも寄せられた。それは筆者としてはまことにありがたいことであった。
『競馬ブック完全活用 馬力指数』、そして『競馬ブック愛用者だけ儲かる新馬力理論』とこれまで二冊の著書を刊行してきた。しかし、それで満足するわけにはいかなかったことも事実である。馬力指数の精度をさらに高め、理想としては掲示板の1着から5着までを指数上位馬でつねに独占することを理想として研究・改善をはかってきた。過去の結果を検証しながら、指数修正するという作業の繰り返しである。
そして、これまで実際のレース結果とズレを生じやすかった指数が安定してきた。今年(2002年)の夏の新潟競馬からである。これには読者からの貴重な示唆を与えていただいたことも素直に認めたい。
幸いにして新馬券の馬連単、3連複馬券が発売されはじめた。もともとの発想の原点が馬の絶対能力の指数化であったから、指数上位馬が1着から3着までに入る確率が高いということも新馬券に十分に対応できる馬券術である。そういう意味では、いよいよ馬力指数がその威力のほどをいかんなく発揮できる時がやって来たことを確信した次第である。
前著でも述べたことだが、馬力指数はつねに進化していく馬券術である。理論の根底は変わらないが、実際のレース結果と指数とができるだけ合致するように指数修正を繰り返してきたが、指数の数値調整と、あるファクターを付け加えることによって格段に指数が安定してきたことは事実である。
本書を初めて読まれる方にも、できるだけわかりやすく解説していくので、しっかりと馬力理論をマスターしていただきたい。また、すでに馬力理論になじみ、実践しておられる読者にとっては結論部分だけを読んでいただいてもいい。とくにこれまで質問の多かった「ペース修正」についてはより詳しく実践例を通して解説していくことにする。
世の中にはまさに百家争鳴、数多くの馬券術が存在している。それらすべてを検証してみたことはないが、馬力指数の最大の特色は自分で指数が計算できることである。パソコンなどを使って複雑な計算をする必要は一切ない。ほとんどが一ケタの足し算と引き算であり、誰にでも容易にマスターすることができ、確信をもって馬券を買うことができる。一切の迷いは不要。しかも、勝負レースが指数を通じてはっきりと見えてくるので、やみくもに馬券を買い続けるという愚行は避けられるはずだ。
勝負レースは後半の3〜4レース、ただしキャリアの浅い2歳馬のレースと障害レースは見送る。G1レースだからといって、華やかな雰囲気に呑まれて大勝負するのは愚の骨頂といわざるを得ない。
馬力指数の優劣がはっきりと出るレースのみに絞って買い続けるならば、もっといえば指数の突出した馬の単・複を買い続けるならば、競馬でコンスタントに稼ぐことも十分に可能である。少なくともトータル・ロス(丸損)はなくなるだろう。
本書は新たに改訂された「超馬力指数」をもって挑む、『馬連単・3連複 完全征服編』ということになるだろう。馬力指数の威力のほどをじっくりと堪能していただき、明日からの馬券戦術のよき伴侶としていただければ著者冥利に尽きるというものである。
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