度肝を抜かれる「秋華賞」の3連単1000万馬券、「菊花賞」の50万馬券と立て続けに荒れるG1レースを見終え、本書の原稿に取り組みはじめています。
 「秋華賞」で的中票が410票あったといいます。残念ながら私がその410人の中に入っていたわけではありませんが……。本当に410人の人が勝っていたなんて信じにくいですし、驚きです。
 最近、政界に関するニュースでは「選挙」がいつかという話題が注目の的ですが、投票するという行為においては競馬も同様に見えますが、どこが違うのでしょうか?
 視点を絞れば、相違が見えてきます。
 たとえば、「選挙」には開票前にテレビ局などの報道番組が速報を流すため、「出口調査」を行っています。「出口調査」とは、投票所の前で待ち構えていて、投票を終えた人にどの党へ票を入れたかなどを聞き出すものです。
 開票前の「投票行動」を察知するという点では、「競馬」でいえば、「オッズ」がそれに該当するといえるでしょう。
 馬券は競馬場やウインズ、あるいはパットなどで自宅でも購入できます。そして各自都合の良い時間帯に、購入しています。
 「競馬」も「勝ち馬投票券」と呼び名があるわけですから、一種の「投票行動」には違いないわけです。
 ではまったく同じなのかといえば、大きな違いがあるのです。
 それは、「出口調査」を例に挙げれば、その結果はほぼ「選挙結果」に反映しているという事実です。ところが競馬の場合、多くの意見を反映している「人気」=「オッズ」が必ずしも結果が一致していないという事実があります。
 たとえば単勝1番人気の勝率は年間平均で33~35%程度しかありませんし、1番人気の連対率は約53~55%(1番人気からの馬連を総流しした場合を想定)なのです。1番確率の高い1番人気関連の馬券でさえこの程度の確率しか的中できないのです。1番人気が勝つことの予測は、約65~67%は外しているのです。
 「選挙」において「出口調査」の時点での番狂わせな「大穴」はありえませんが、「競馬」の「人気」には番狂わせだらけだといえるのです。
 では、競馬ファンの投票行動が表れる「オッズ」は意味がないのかといえばそうでもないのです。
 皆さんはオッズといえば、自分の購入する馬券が何倍になるか確認する目的に見る程度という人が多いのではないかと思います。
 実は「オッズ」にはそれ以外にも様々な利用の仕方があり、方法によっては皆さんにとって「打ち出の小槌」になりえるのです。つまり「オッズ」自体が馬券を獲るための戦略のひとつとして捉えることができるのです。詳しくは本文をみてもらいたいのですが、「オッズ」を利用して馬券を獲ったことのない人には驚きに映るかもしれません。
 私は皆さんにより良い方法を提供するのが自分の仕事であると思っていますので、常々様々な方法を模索し、シミュレーションを繰り返しています。
 今回、はじめて「オッズ関連」の方法を皆さんに公開することになりましたが、とはいっても巷にある多くの「オッズ関連書籍」のように難解なものではありません。
 時間を取られない、簡単である、が私の競馬に対するモットーですから、けっして複雑な方法ではありませんので安心していただきたいと思います。
 「オッズ」は難しい、面倒だと思わないでください。
 本書では作られている表にオッズを書き込む作業しか手間はかかりません。巻末に予備の「オッズ判定表」を記載しておきますので、コピーをとっていただければまったくの手間いらず。書き込んで、見るだけで「穴馬」が自動的に浮かび上がる仕組みになっています。
 これだけの作業で大穴馬券が的中可能なら苦労ではないはずです。