地球が壊れてしまったのではないかと思えるような猛暑日に、この原稿を書きはじめています。
 テレビや新聞などのニュースでは、よく異常気象という言葉が使われ、最近ではあまりにも頻繁なので、珍しさはなくなりました。熱中症で何万人倒れた、ゲリラ豪雨、土砂崩れ、沢登りで水かさが増して流された等々、嬉しくないニュースばかりです。
 日本中ヤシの木、バナナ、パパイヤなどが生い茂り、イワシやサンマは一般庶民が手を出せないほど高級魚となり、魚といえば熱帯魚しか捕れなくなる日も近いかもしれません。
 そのような悲観的未来も、人間とは不思議なもので、慣れてくると異常を感じなくなります。麻痺してくるのでしょうか。繰り返されることにより普通に思えてくるのです。自分の体温を超える気温が通常であるはずがないのですが……。
 話が変わって競馬でも、馬連時代、大変珍しかった10万円台の配当も、馬単、3連複と発売され、さらには3連単へと続くと、10万どころか100万馬券さえ凄いと感じなくなりました。
 確かに100万馬券はなかなか当たるものではなく、貴重に違いありませんが、出現しても「出たか」という程度の驚きに変わってしまいました。
 さらに5レース連続して単勝を当てる「新馬券」の発売も近くありそうで、1000万や1億円馬券も飛び出すかもしれません。
 ただ、だんだんと「宝くじ感覚」に近付いていっているようで「馬連時代」が懐かしい気がするのは私だけでしょうか?
 馬連は狙って万馬券が獲れました。さまざまな方法を駆使して、皆さんそれなりに楽しんでいたと思います。
 ところが馬単、3連複、3連単と続くにつれ、購入点数も増え、難解度もリスクも高くなりました。
 それに伴い馬券は当たらなくなりました。
 当たらなければ、購入者は当然減り、実際JRAの売り上げも12年連続で減少しています。とはいっても、まだまだ凄い売り上げには違いありませんが……。
 JRAの馬券売り上げの35~40%は3連単が占め、発売されている8つの馬券式別のなかではトップです。続いて3連複の18~20%、馬連14~15%といったところです。
 この数字はあくまでも売上の占める割合なので、一概には3連単を多くの人が購入しているということにはなりません。購入者数がわかるわけではないからです。
 実際、難解度が高くなるにつれ、その馬券の購入点数は上昇していきます。単純に考えても、3連単は3連複の6倍の点数が必要となるからです。たとえば3連複5頭のボックスを購入した場合、10点買いとなりますが、3連単になると60点買いとなります。
 その比率でいえば、3連単の売上は3 連複の6倍あってもおかしくないはずなのですが、実際はそうなっていません。
 いずれにしましても、単純に売上や比率だけの比較だけではどの馬券が売れているかははっきりわからないのです。ひとりひとり、さまざまな買い方をしていると考えられます。馬連専門の人もいるでしょうし、いろんな馬券を複合して購入している人もいるでしょう。
 しかし、何とか3連単を当てたいという思いの人は多いはず。何より、JRAの発売されている8種類の馬券式別のなかで、一番高配当が期待できるのですから。本書は3連単を獲るために書きました。
 しかも、誰にでもできる簡単な方法です。
 さんざん時間をかけた挙句、まったく馬券がかすりもしないのでは、意味がありません。
 簡単で、スピーディー、しかも万馬券が的中できる。まるで「牛丼屋」のキャッチフレーズのような方法が理想です。
 都合良すぎますが、私は常にそれを追い求めています。
 今回の方法は、その都合良さを満たしています。
 成績から判断する実績型の馬券術の範疇に属しますが、「馬柱」も前走、前々走の2走分あればOKですので、どんな競馬新聞でも対応可能です。
 もちろん、複雑な計算などいっさいありませんので心配には及びません。
 皆さんには本書を読み終え、ぜひ実践し、3連単を奪取していただきたいと思います。