競馬の出目の研究を長年続けていると、いつも壁にぶち当たってしまう。そんな経験が往々にしてあるのだが、それでもやめられないのはなぜか?
 出目という数字とつき合っていると、いつまでもエルドラド(黄金郷)への夢を見続けさせてもらえる。そんな前向き?な欲望が出目研究の公徳でもある。
 黄金郷への道を探し求める旅が出目の研究である。
 競馬は馬が走る。
 馬券は数字が走る。
 その信念はいまなお衰えることはない。いや、出目の深淵を覗こうとすればするほど、その確信はいよいよ増すばかりだ。
 出目には偏り現象が見られる。たとえば③という馬番が出ると、人気の印には関係なく、③番の馬が不思議と激走する。何か強力なパワーにとりつかれたかのように。しかし、パッタリと出なくなってしまう。本命印が並んでいても、その馬番は死に目となって惨敗する。そんな現象を馬券ファンの方なら何度も目の当たりにされたことだろう。
 この生き目、死に目の現象をレースが発走する前に予知できれば競馬で勝てる!それができないなら、その手がかりになるいくつものアイテムを広大な砂漠の砂の中から掘り当てようともがき苦しんでるのだ。
 そんな苦しみの中にあっても、一条の光線が射してくることもある。出目研究の恩寵といういうほかない。
 では、どのような光明が射してきたのか?
 競馬には1番人気の馬がいる。勝ち負けはともかく、1番人気の馬が中心となって馬券が組み立てられ、そのレース自体も組み立てられていく。つまり、1番人気の馬がそのレースの結果に何らかのヒントを与えてくれているのではないか。
 そんな単純な発想から、本書は出発した。
 1番人気の馬を知ること、そしてその馬名を知ること。さらに馬名から、そのレースに絡んでくる出目(馬番)を知ること。そして、馬券を組み立てる。これだけの単純明快な作業によって、あなたは当たり馬券に一歩も二歩も近づいたことになる。
 本書では1番人気を新聞から探す代わりに「日刊コンピ指数」の能力指数1位馬を1番人気馬とした。その方が客観的であり、実際の人気とほとんど変わらないからである。予想も楽だ。
 読者にとって必要なことは、日刊コンピの指数1位馬を知ること。そして、その馬名の頭文字を知ること。それを特製の出目表に当てはめること。それだけの作業である。
 単複、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単、買い方は応用自在。うまく買えば馬券収支がマイナスからプラスへ転じるだろう。
 本書をあなたの馬券作戦のアイテムの一つに加えていただければ幸いである。