ギャンブルの恐ろしさは、大勝した時の記憶だけ鮮明に残り、負けた時の記憶は薄れてしまうという部分。自分では大して損していないと思っていても、実は相当な金額を競馬会に寄付しているというのが現実である。
 ある専門家の計算では、数十年競馬に参加している人であれば、数千万~1億円以上の損をしている可能性があるという。1億といわれると疑問に感じる方も多いと思うが、元金とは別に、儲かった配当金を更につぎ込んでいると、この数字になるらしい。
 まったく恐ろしい話である。
 さて、本書は日刊コンピ指数を用いて考案した予想方法を、皆さんに伝授する「馬券攻略本」ではなく、日刊コンピ指数を上手に使う「有効活用法」の書である。
 つまり3連単馬券に苦しみ続けている多くの競馬ファンに贈る、最新の「コンピ有効活用理論」である。
 「理論」などというと、なんだか堅苦しい響きに聞こえ、難解なイメージが浮かぶと思うが、それは全くの正反対である。
 なぜなら、日刊コンピ指数は優秀なデータの完成形であるから、わざわざ完成しているものをぶっ壊してまで、難解にする必要もないのである。はたまた、コンピのデータを集めて、うだうだと無駄な能書きを語る一冊でもなく、至ってシンプルな一冊とお考えいただきたい。
 早い話が、この一冊を読破していただければ、ご理解いただけるわけで、まぁ結婚式のスピーチのように自信満々に冒頭からゴチャゴチャと偉そうに語るのも、聞く側の身になって考えると如何なものかと思いますし、そもそも本書の主役は私ではなく「日刊コンピ指数」が主役なのであるから、私がでしゃばる必要もないのである。
 結果、つまりその成果は、本編でコンピ自らが語ってくれている。
 このような本は、結果的に儲かればいいわけで、それを本書にて表現する成果こそが最高の勝ち台詞となるのである。

 本編では3つの攻略パターンを用意し、馬券本では前代未聞の6点と12点のフォーメーションで3連単を突き破り馬券を制覇することとなる。
 主役はコンピ指数、彼自身である。
 彼の無言の台詞を、しかと頂戴することとしよう。