誰もが求めてやまないユメの競馬攻略法。私も随分と研究し、何とかその答えにたどり着こうと二十数年のあいだ、競馬を続けてきた。
 そして、現在の私が出した結論は、すべての競馬で的中できる必勝法は存在しないかもしれないが、ある条件を満たした競馬では、かなりの確率で結果を出すことができる馬券術が、確かに存在するということだ。
 その条件とは、「テン乗り」騎手を軸にして馬券を組み立てるというものだ。「テン乗り」とは、レースに出走する競走馬に騎手が初めて乗りレースに挑むことで「初騎乗」とも呼ばれている。
 読者の方には、確かに最近の競馬は「テン乗り」の騎手による活躍が、以前とは比較にならないほど増えていると実感されている方も多いことだろう。
 たとえば08年(今年)の前半戦のG1レースを例にとると、ヴィクトリアマイルで1、2着したエイジアンウインズとウオッカは、藤田騎手と武豊騎手のテン乗り同士によるものだった。
 また、高松宮記念2着のキンシャサノキセキの岩田騎手。安田記念の1着のウオッカに騎乗した岩田騎手。さらに、宝塚記念でも1着となったエイシンデピュティで内田博幸騎手がテン乗りでの出走であった。もちろん、「テン乗り」騎手が活躍しているのは、新聞紙面を飾るような大きなレースだけでなく、平馬、特別レースにおいても数多くの結果をだしている。
 しかし、私も当初は、「テン乗り」の活躍に気がついたものの、各レースにおいて「テン乗り」で出走する騎手が多く、そのなかから特定の騎手を選び出すことなどできないと思っていた。だが、過去にさかのぼって、もっと詳しく「テン乗り」騎手が馬券に絡んだレースを分析していくと、そこにある共通点があることに気がついた。
 私は、早速このポイントを使って「テン乗り」騎手から軸馬を選び出し実際のレースで検証を試みた。途中、いくつかの修正を繰り返しながらたどり着いたのが「ZERO4」馬券術であった。
 そこから先の私の馬券結果は、これまで体験したことがない的中と回収率を上げることができたのはいうまでもないことだ。
 なお、「テン乗り」馬券術の使い方は、いたってシンプルなものだ。過去の「テン乗り」騎手の競走データを綿密に分析するわずらわしさなどまったくない。また、投資金額についても、高額な馬券資金もいらない。今までの馬券代のなかで実践し、結果を出すことができる。必要なのは、ほんの少しの競馬に知識さえあれば十分に事足りるものだ。
 これまで、いろいろな攻略法に手を出して結果を出すことができなかった読者のみなさんは、きっと、「ZERO4」馬券術を前にして「これほど簡単に軸馬を絞り込めるのか」と、驚かれるかもしれない。おそらく、これほど簡単な馬券術はほかに例をみないほど簡単かもしれない。
 しかし、そんな簡単な攻略法で本当に成果をだすことができるのかとの心配は無用だ。この「ZERO4」馬券術は、私が、実際に購入した馬券を包み隠さず公開しながら解説している。したがって、購入した馬券の買い目の結論までを明確にわかってもらえるはずだ。
 私は、今回「ZERO4」馬券術を公開するにあたり、馬券を当てることが最優先という立場を十分認識して執筆をはじめた。しかも、ただ単に馬券を的中させるだけでなく、回収率での大幅なプラスを目指してのものである。
 だが、今の私には何の迷いもない。それは、これまで実践してきたなかで、確実に利益を上げることができたという結果があるからだ。私の馬券術は、これまで常に自分が購入する馬券を通じて築きあげたものであり、このスタンスは、これからもなんら変わることはない。
「テン乗り元年」と位置付けられる08年。この「ZERO4」馬券術はきっと、今までにない喜びと、驚きの成果を読者のみなさんにもたらしてくれるはずだと祈念してやまない。

2008年9月 尾崎健吾