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毎月第4木曜更新!

食と健康のおすすめサイト

 私も毎月楽しみにしている森戸やすみさんの連載「小児科医ママの子どものケア きほんのき」、11月のテーマはインターネット上で信頼できる「子育てお役立ちサイト」の紹介でした。子どもが病気になったり、様々なトラブルを抱えたりして判断を迫られたとき、落ち着いてものを考えるのは難しいことです。専門家も推奨する優良なサイトを普段から知っておくことは、とても大事なことだと思います。
 そこで、私も森戸さんにならって、食や健康に関する「おすすめサイトを紹介したいと思います。

厚生労働省
「授乳・離乳の支援ガイド」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/s0314-17.html
 授乳や離乳を支援する専門家が参考にしているガイドラインです。母親学級で配られるようなパンフレットは、これを元につくられたりします。内容はやや難しいですが、「離乳編」には離乳の進め方の表と解説が詳しく載っており、乳幼児の栄養について詳しく学びたい人にはおすすめです。

「栄養・食育対策」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/index.html
 栄養と食事に関する重要なデータへの入り口になっているページです。「国民・健康栄養調査」の結果や、適正な栄養量がわかる「日本人の食事摂取基準」、新しい「食生活指針」、「食事バランスガイド」など確かな根拠に基づいた栄養の情報を知ることができます。
※特に「食生活指針」と「食事バランスガイド」は一般向けでやさしいです。

「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0903/h0331-1.html
 食中毒を起こさないために大切なポイントがまとめられているのですが、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。文字が多いのでとっつきにくいところはありますが、食中毒には命にかかわるようなケースもありますから、子どもの健康を守るためにぜひとも役立てていただきたいサイトです。

内閣府
「食品安全委員会」
http://www.fsc.go.jp/index.html
 食べものの安全性についてはもちろん、食中毒の新しい情報なども掲載されています。右側メニューにある「消費者向け情報」、妊娠中の女性向けの「お母さんになるあなたへ」では、危険だと思われることの多い食べものや食品成分について本当のところはどうなのかがわかりやすく説明されています。

文部科学省
「食品成分データベース」
http://fooddb.mext.go.jp/ 
 食品成分データベースは、最新の成分表に収載されている食品の成分を自由に検索できるサービスです。「食品成分ランキング」では、知りたい栄養素の多く含まれる食品を検索できるのですが、これがとても便利で、私もよくお世話になっています。

東京都福祉保健局
「食品衛生の窓」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/index.html
 食べものの安全についての情報が盛りだくさん。一般向けの情報は「食べもの安全情報館」にまとまっていて、食品添加物や自然毒のこと、栄養成分表示のことなどがわかりやすく説明されています。

国立健康・栄養研究所
「健康食品の安全性・有効性情報」
https://hfnet.nih.go.jp/
 食品成分についての解説がとても充実しています。「○○という成分(食品)が健康に良い」という情報が本当なのか「素材情報データベース」で調べることも可能。「話題の食品・成分」では、コラーゲンは本当に効くのかなど、気になる食品と健康の情報について解説されています。また、健康食品が原因かもしれない健康被害にあったときの対応についても書かれているので、ぜひ読んでみてください。

公益財団法人日本アレルギー協会
「食物アレルギーのページ」
http://www.jaanet.org/patient/allergy/food.html
 食物アレルギーについて、基本から実際の対応までを学ぶことができるわかりやすい資料が紹介されているページがあります。緊急時の対応はプリントアウトして、すぐ見られる場所に掲示しておくのがおすすめです。なお、毎年2月17~23日には全国約50か所で市民講座などを開催されていますので、興味のある方はぜひ。

アレルギーラボ
http://allelab.jp/
 妊娠中の女性がアレルゲン除去食をとったり、子どもの離乳食の開始時期を遅らせたりしても、アレルギー予防にはならないなどの食物アレルギー対策の基本から新しい情報までがわかりやすく紹介されています。監修している先生は、食物アレルギーの最前線で活躍なさっている方々ですので信頼性もばっちり。ぜひ参考にしてください。

食物アレルギー研究会
http://foodallergy.jp/
 食物アレルギーについての医療情報を得ることができます。左側にある「食物経口負荷試験実施施設一覧」から、食物経口負荷試験を行っている医療機関の検索も可能。アレルゲンとなる食品の除去は必要最小限にとどめることが重要ですが、血液検査だけでは本当に症状が誘発されるかどうかは判定できません。除去食の有無は信頼できる医療機関を受診し、判断してもらいましょう。

一般社団法人 日本小児内分泌学会
http://jspe.umin.jp/public/
 小児の内分泌疾患についての情報が充実しています。内分泌疾患というとわかりにくいかもしれませんが、糖尿病や低身長などです。これらは内分泌系だけでなく栄養も関わる病気ですので、どちらの知識も大切になります。身長を伸ばすサプリメントについての見解も載っているので、一度読んでみてください。

FOOCOM.NET
http://www.foocom.net/
 食べものと健康の分野では、健康によいと謳われていても、実はその根拠はあいまいだたりデタラメだったりということがよく見られます。そうした情報に惑わされない消費者になるために必要な情報の取捨選択能力を身につけてもらうことを目的とした団体です。内容はやや専門的ですので、食と健康について学びたい人におすすめです。

NPO法人 くらしとバイオプラザ21
「発行物案内」
http://www.life-bio.or.jp/about/publi.html
 なんとなく危険だと思われがちな「遺伝子組換え作物・食品」、「農薬」、「食品添加物」についてわかりやすくまとめた冊子をダウンロードできます。なんとなく危険だと思っているけれど、その理由を説明できない人も多いのではないでしょうか。このサイトに行けば、誤解がとけるかもしれません。

 紹介は以上になりますが、参考になりましたでしょうか。
まとめていて感じたのは、栄養と健康の分野は、正しい情報を分かりやすく伝えるサイトが少ないこと。内容によっては、ネットでは見つからないなんてこともありそうです。私を含めて、栄養士はもっと情報を発信していかなければと痛感しました。今後の連載では、そうした部分もフォローしていきたいと思いますので、どうぞご期待ください。

●食と栄養の疑問、大募集!
食や栄養について疑問に思っていること、知りたいことがありましたら、ぜひこちら(all@metamor.co.jp)までメールをお寄せください。全てに回答することはできませんが、可能な限り、この連載上でお答えしていきたいと思っています。
※個別にお答えすることはできません。

著者プロフィール

成田崇信

1975年、東京生まれ。管理栄養士、健康科学修士。病院、短期大学などを経て、現在は社会福祉法人に勤務。ペンネーム・道良寧子(みちよしねこ)名義で、主にインターネット上で食と健康に関する啓蒙活動を行っている。同名義での共著書に『謎解き超科学』(彩図社)がある。

著書

親子の食事

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